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HO(16番)KATO クモハ12発売決定と悲喜交々

2017年 03月10日 13:39 (金)

先週は何とかパーツを取り付けたクモハ40をお見せ出来ましたが、今回は皆様ご存知であろう次回KATOからHO(16番)にて発売されるクモハ12052のお話を少々。
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言わずと知れた関東に残ったガラパゴス、鶴見線大川支線で平成の世まで吊り掛け音を響かせたその姿は、数々の雑誌、映像にも残り、今日でも偲ぶ事が出来、また実際に見た事が無い世代にも旧型国電とは何だったのかを教える貴重な教材として、辛うじて姿を留めるこの車両が、手軽にHOを楽しむアイテムとしてプラで製品化される事に大変喜びを感じます。
この電車が平成まで残る事が出来たのは鶴見線武蔵白石駅構内に存在していたカーブしたプラットホームの影響です。これの存在が20m車の入線を拒み続けていました。しかしクモハ12の老朽化(主に部品の調達難の様ですが・・・・)が如何ともし難くなり、後継車の噂も有りましたが、ホーム自体を無き者にするという大英断が下された事により、いよいよ平成8年3月17m車の最後の楽園にピリオドが打たれたのでした。
クモハ12には細かい番台区分が有ります。しかし、これだけで本が書けるので、ざっくり50番台の説明をしますと、片運転台のクモハ11200番台車(旧モハ31グループ)を鶴見線の閑散時間帯に運用する為、最低限の改造を施した車両という事が出来ます。他にも旧モハ31グループからコンバートした10番台が有りますが、増設側運転台の造作にコンセプトの違いが感じられます(そう言えない車両も存在しますが・・・・)
IMG_4726.jpg
上50番台が生まれるきっかけの一つ、クモニ13です。
旧モハ34グループの大量荷物電車改造が無ければ、後年、両運車のここまでの不足は起きなかったかも知れません。50番台は生まれなかった可能性すら有るのです。そんな2車種が残っていたが故に歴史的面白さが感じられたのですが・・・・
この車両、動力ユニットは共通で行けます。台車はDT12ですのでそのままクモハ40のものが使えます。ぜひこちらも16番での製品化をお願いしたいところ。
      IMG_4725.jpg
話が脱線しましたが戻しますと、感じられたと過去形で書いたのは、もうそれが叶わないからに他なりません。近年、折角保管されていた貴重な車両が何の前触れも無くこの世から消え去る事態が起こっています。
このクモニ13007も保存されて20年も経ってから解体されてしまいました。
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大井工場にはそのほかにも貴重な車両が保管されていました。一般公開時の展示場所には有りませんでしたが、同僚のクモハ12053、遥々長野から運ばれて来たクモヤ90801の姿も辛うじて収めています。
先日の大宮工場のEF5893しかり、同系が他所で保管されているから良いだろう、似たような茶色いのは1つ有れば良いだろうと処分された事は簡単に推測が付きますが、先人が何故これらを保管するに至ったかをもう少し踏まえて、後世の人間は思い巡らさなければと思うのですが、資本主義の波に産業遺産は馴染まないのでしょうか・・・・実物が解体されてしまった今となっては惜しくてなりません。
模型が充実する中、実物の置かれる環境、保存の難しさを模型の発売告知チラシの向こうに感じた次第です。
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